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予防と養生とは?

2010/01/05

 

【予防と養生】は、
中医学の「未病先防(みびょうせんぼう)」という根本的な考え方に基づいています。

【予防と養生】とは何か?について難しく考える必要はありません。
実はもともとわたしたちの生活に根づいている方法も数多くあります。

故に「当たり前のことじゃないか」「昔からやっているよ」と思われる事柄も含め今一度、【予防と養生】について論理的に整理してみましょう。

 

 

岡田厚生堂薬局 予防と養生とは?

2010年1月        

中国最古の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)素問(そもん)」の「四気調神大論(しきちょうしんたいろん)」篇に

「聖人といわれる人は、完全に発病してしまった患者を治療するのではなくて、当然発病するであろうことを予測して、先手を打って治療を施すものである。 また、この意味を拡大して、天下を治める場合に適用すれば、世の中が乱れてしまって、どうしても平定しなければならなくなってから手をつけるのではなくて、乱世となるであろうことを前もって察知して、未然に防ぐ政治を行うものである。 大体、病になりきってしまった後で、どんなに良薬を与えても、あるいは乱世になってしまった後でどんなに善政を布いても、それは、ちょうど、のどが渇いてたまらなくなってから、慌てて井戸を掘ったり、戦闘が始まってしまってから、あたふたと兵器を作ったりするようなものであって、これが手遅れでないとどうして言えるだろうか」

(『意釈(いしゃく)黄帝内経素問』小曽戸丈夫・浜田善利共著より)と書かれております。

今から約2000年前に記された「黄帝内経」に「予防医学」という思想が既に確立していたという事は大きな驚きであるとともに、2000年を経た現在、医学も文明も格段に進歩しているのにも関わらず、何故予防医学・養生思想が発展しないのか、大いに疑問がもたれるところでしょう。

と言う事で「予防」そして「養生」の重要性につき、お話して行きたいと考えていますので、お読み下さい。

 

 

岡田厚生堂薬局 予防について

 

「予防」とは文字通り病を防ぐ事。
病を防ぐ為に正気(せいき=生命力・抵抗力)の衰えを防ぐ事、と私は考えております。 従って予防は病気が起こる前に低下するエネルギーを上げる事であり、養生はその具体的方策のひとつ、と考えれば良いでしょう。 いずれにしても「予防」→「養生」は健康で長生きする為には必要欠くべからざるものなのです。

近年生活習慣病と言われる癌、脳血管疾患・心臓病などの循環器系疾患、そして糖尿病などを発症する人が加速度的に多くなってきました。 これはとりも直さず食生活・運動不足・不摂生・ストレスの増大などに起因するのは間違いの無い事実ですが、 問題なのは予防思想そして食生活を始めとする養生の欠如です。 国民一人一人がもっと予防と養生の重要性に目覚め、日頃より発生するひずみを是正すべく「未病を治する」に徹していれば生活習慣病などは大幅に減り、結果として総医療費の抑制にもつながると思うのですが・・・。

 

 

岡田厚生堂薬局 養生について

 

「予防」の具体的方策のひとつ「養生」とは文字通り、生命を養うことであり、古来より様々な養生法が実践されてきております。

気候や風土によって変化する人の暮らし方、食べ物のとり方、呼吸法、運動の仕方など養生に関わるものは数多くあります。 又近世に於いても息(そく=呼吸)・食(しょく=飲食)・動(どう=身体運動)・想(そう=精神活動)養生論などもやはり養生法に含まれます。

この様に数々の養生法が伝えられてきておりますが、現実にそれを生活の中に取り入れ実践している人は現代の日本ではまだまだ少ない様に思われます。

中医学では病気は体にゆがみが生じることによって発生するもので、(外部からの病因以外は)体の中で病気の原因がつくられる、と考えておりますが、これらゆがみ・ひずみを養生によって是正できれば、これも立派な予防(未病を治す)になると言えるでしょう。

 

 

岡田厚生堂薬局 リウマチを例に

 

それでは最後に予防・養生が必要な具体例を記しておきますので参考にして下さい。

リウマチという病気があります。

リウマチは手足の関節に炎症が起り、そしてそれが繰り返されると関節が変形を起すという難病ですが、その初期の段階では殆どの場合、 検査してもリウマチ反応は出ない、と言われております。

医師は検査で反応が出ないとリウマチと診断しないし、薬も出しません。
患者さんはリウマチと診断されないので自分の病気を安易に考え(?)普段とおりの生活を続けます。

しかしこの段階(未病)が実は最も大切な時期で、冷たい水を使った後や、湿気の多い時期などに手足のこわばりが出てくる様になるので、 食養生、その他の養生法を利用し、体内で停滞している「気・血・津液(き・けつ・しんえき)」などを通じさせてその流れを良くし、進行をくい止めるのです。 そして正気の衰えも同時に補ってやるのです。ここに日々の予防・養生の大切さがあるのです。

これからあらゆるパターン・ケースにおける予防と養生の方法を記します。自分がどれに当てはまるかわからない、これでいいのか不安・心配などがあれば、どうぞお気軽にご来店ください。

岡田厚生堂薬局では、あなたにあったあなただけの養生法もご案内しております。

ご相談お待ちしております。

 

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