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精子を元気にする方法

2012/09/28

 

不妊原因が男性50%女性50%で半々である現代、赤ちゃんが欲しいご夫婦とも健康な体を作っていくと良いでしょう。

晩婚化が進んでいますが、精子に問題があると指摘されるのは、何も加齢の方ばかりでもありません。年齢に伴わない老化現象というケースもありますし、心的ストレス、過労、乱れた食生活、不規則な生活習慣、飲酒、喫煙などによる不健康がそもそもの場合もあります。

★男性の不妊原因も併せてお読みください★

 

岡田厚生堂薬局  あなたの精子は元気ですか?

まずは、精子と精液の異常による不妊について、下の「WHO基準1999年精液検査評価」表をご参考ください。

検査項目 正常値(WHO) 異常の場合
精液量 2.0ml 以上 精液減少症、
無精液症
PH 7.2~7.8  
精子濃度 20×10の6乗/ml 以上 乏精子症、
無精子症
総精子数 40×10の6乗/ml 以上  
精子運動率 前進運動精子50%以上、または
高速直進精子25%以上
(射精後60分以内)
精子無力症
正常形態精子 30%以上で正常
IVFの受精率からみると、
15%以上で必要となる
奇形精子症
精子生存率 75%以上 精子死滅症
白血球数 1×10の6乗/ml 未満 膿精液
抗精子抗体 Immunobead test, MAR test で、
凝縮精子が50%未満
免疫学的不妊

 

●精液減少症・・・1回の精液量 2ml 以下で精液過小により妊娠できない事。
●乏精子症・・・1回の精子濃度 2000万/ml 以下で精子数過小により妊娠できない事。

男性不妊因子には腎陽虚(じんようきょ)脾腎陽虚(ひじんようきょ)腎陰虚(じんいんきょ)湿熱(しつねつ)痰湿(たんしつ)気滞血お(きたいけつお)肝鬱気滞(かんうつきたい)精気不足・気血不足(せいきぶそく・きけつぶそく)、といった多様なタイプがあります。

 

 

岡田厚生堂薬局  まずは腎の機能低下を改善しましょう

中医学でいう腎とは、生長・発育・生殖を主るものです。精子の数の減少、質の低下、活動能力の低下を予防・改善するため、つまり精子が元気になるためには、まずは腎の機能がキチンと働いてくれることが不可欠といえます。

腎の力が弱い場合、以下のような症状が表れやすくなります。

 

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【腎陽虚】
岡田厚生堂薬局  冷え性、冷えを感じる、頻尿、夜間尿、失禁
岡田厚生堂薬局  腰やひざがだるい、足に力が入らない
岡田厚生堂薬局  インポテンツ(精力減退)、早漏、乏精子症
岡田厚生堂薬局  運動率低下、死滅精子が多い

また同時に脾の力も弱まっていると【脾腎陽虚】となり、上記に以下の症状がプラスされます。
岡田厚生堂薬局  むくみやすい、浮腫、食欲不振
岡田厚生堂薬局  性欲低下、精液稀薄、奇形率が高い

そして冷えではなくほてりを感じる方は【腎陰虚】で、以下の症状が表れやすくなります。
岡田厚生堂薬局  ほてり、のぼせ、口やのどが渇く
岡田厚生堂薬局  寝汗がある、不眠、多夢
岡田厚生堂薬局  勃起頻発で性欲亢進、早漏、遺精、精液減少
岡田厚生堂薬局  運動率低下、死滅精子が多い、精液不液化

 

 

 

岡田厚生堂薬局  水はけを良くして精子の通りをスムーズに

体内に余分な熱と水分が滞ってしまっている状態を湿熱(しつねつ)といいます。湿熱は精子の運搬、通過障害、精子を運搬する通路が炎症により閉鎖される、といった現象につながります。

湿熱は多くの場合、生活習慣と食生活に起因します。

 

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岡田厚生堂薬局  タバコの吸いすぎ、お酒の飲みすぎ
岡田厚生堂薬局  冷たいものの食べすぎ、飲みすぎ
岡田厚生堂薬局  刺身や寿司、サラダ、果物といった生もの食
岡田厚生堂薬局  エアコンの効いた部屋に長時間いる
岡田厚生堂薬局  過労や寝不足が続く
岡田厚生堂薬局  ストレスを感じても、長期間解消できていない

 

 

こうした生活習慣と食生活が体内に余分な熱と湿を溜め込んでしまいます。

湿熱がたまると以下のような症状が表れやすくなります。

岡田厚生堂薬局  暑がりで、ほてりやのぼせを感じる
岡田厚生堂薬局  口やのどが渇くが、飲んでも渇きが消えない
岡田厚生堂薬局  舌が紅く、舌に白いコケがある
岡田厚生堂薬局  口が粘り、口臭や口内炎がある
岡田厚生堂薬局  軟便または下痢、べったりした便
岡田厚生堂薬局  食欲旺盛で興奮しやすい
岡田厚生堂薬局  吹き出物ができやすい、傷が化膿しやすい

 

 

 

岡田厚生堂薬局  日々の生活養生法

1.規則の正しい生活をし、十分な睡眠時間の確保(→腎気と精気を守る)
2.適度に運動をし、上手に気分転換する(→気血津液のめぐりを良くする)
3.油っこいものや辛いものを控えめ(→脾胃、肝胆、腎を守る)
4.アルコールやたばこを控えめ(→肝腎、肺を守る)
5.新鮮な野菜を増やし、積極的に水分をとる(→津液を増やす)
6.和食中心、腹八分目、鶏肉や魚のスープをとる(→気血津液、腎精を作る)
7.性生活の節制(→腎精を守る) ※精子を溜めすぎてもよくない
8.熱いお風呂を避け、ぬるま湯にする(→腎精を守る)
9.適度にやさしい日光を浴びる(→全身の陽気を高める)

 

  精子は常に作られており、精巣に溜められています。溜まった精子が射精により出るのですが、溜めれば溜めるほど古い精子となり、精子の量は増えますが質は低下します。古い精子から順次出て行くので、禁欲期間が長ければ長いほど、元気のない精子になると思って頂ければと思います。

排卵日に合わせて月に一回の射精では、なかなか妊娠には結びつかないと思います。週に一回か二週間に一回は射精をして、常に新しい、元気のある精子にしておくと良いでしょう。

 

 

 

岡田厚生堂薬局  お助け漢方薬&サプリメント

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★腎陽虚(じんようきょ)
海馬補腎丸(かいまほじんがん)、参馬補腎丸(じんばほじんがん)、また胎盤エキス(プラセンタ)やイーパオなど

★脾腎陽虚(ひじんようきょ)
海馬補腎丸(かいまほじんがん)、参馬補腎丸(じんばほじんがん)、至宝三鞭丸(しほうさんべんがん)、健胃顆粒(けんいかりゅう)、健脾散エキス細粒(けんぴさんえきすかりゅう)など

★腎陰虚(じんいんきょ)
六味地黄丸(ろくみじおうがん)、瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)など

★湿熱(しつねつ)
潟火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)、瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)など

※あなたの体の状態にあわせて漢方薬またはサプリメントのご提案をしております。お気軽にご相談ください。

 

 

岡田厚生堂薬局  同類相補という考え  岡田厚生堂薬局

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中国漢方には同類相補(機能や形などが似たもので補うこと)という考え方があります。

「精子の数を増やし運動率を良くする」と以前マスコミで大々的に報じられたことのある補中益気湯(ほちゅうえっきとう) は、第一段階に使う漢方薬ですが、本格的に対応する場合、補腎薬である海馬補腎丸(かいまほじんがん)や至宝三鞭丸(しほうさんべんがん)などを使います。

海馬補腎丸は海馬・鹿茸・鹿腎などの動物性生薬が多く配合されている腎陽に優れた漢方薬ですが、作用が強いので服用量などで調整する必要があります。

至宝三鞭丸(しほうさんべんがん)はオットセイや鹿の睾丸を含む37種類の生薬で構成されておりこちらも腎陽に優れた漢方薬ですが普段からのぼせ・高血圧などがある方には注意が必要となります。

繰り返しになりますが、漢方薬は医薬品です。

決して個人の判断で服用せず、正しい漢方知識をもつ専門スタッフにご相談のうえ適切にご活用ください。

 

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レオピンロイヤル
【第2類医薬品】

滋養強壮薬のレオピンロイヤルには濃縮熟成ニンニク抽出液、ニンジンエキス、ゴオウチンキ、ロクジョウ流エキス、トシシエキス、イカリソウエキス等が含有されています。

元気が足りないな、という貴殿は是非お試しください★

 

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★男性の不妊原因も併せてお読みください★

 

 

肝臓とお酒

2012/09/01

 

暑い夏の疲れが溜まってくる残暑。

サマータイム導入で早めに仕事を切り上げ、暑気払いにビアガーデン、帰宅したらキンキンに冷えたビールをまず一杯、なんて方も多かったのではないでしょうか。

でもちょっと待ってください。
胃腸と肝臓は悲鳴をあげていませんか?

岡田厚生堂薬局  お酒の本当のところ

『酒は百薬の長』といい、生薬を漬け込んだ薬用酒もあるとおり、体に良いのでは?と思われている方も多いのですが、量と飲み方次第では体に害を及ぼす危険、つまり病気のもとになります。

あなたのお酒の量と飲み方を、まずはチェックしてみましょう。

  ビールや酒はキンキンに冷やしたものが好き
  空腹でもつまみなしで酒を飲む
  つまみは食べるが高カロリーなつまみが好き
  ウイスキー・ブランデー・日本酒などアルコール度数の強いお酒が好き
  飲むペースが早いといわれる(思う)
  ほぼ毎日コップ2杯(360ml~400ml)以上は飲む
  夜10時以降でも飲んでいる
  朝から飲んでいる
  糖尿病・脂質異常症の疑いがある

 

以上の項目に、ひとつでもチェックがつく方は消化器系や肝臓に負担がかかっている可能性があります。

体質的にお酒が苦手な方、お酒に弱い方は、もっと詳細に注意する必要があります。

 

 

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お酒には以下のような性質があります。

熱を生む
湿を生む
気血をめぐらす
胃を温める

冷えをもっている方や寒い季節には、冷えた体を内側から温めるためにお酒は役立ちます。

しかし、熱をもっている方、皮膚疾患のある方、暑い季節(特に日本は高温多湿)にはお酒は害を及ぼすものとなります。

 

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特にキンキンに冷やした日本酒やビールは、まず胃を冷やしてから、熱を生みます。胃腸はビックリです。

冷たい飲みものを一気に飲んだり、脂っこい食べものやアルコールをたくさん取ることは胃腸の力をどんどん弱くさせてしまいます。

中医学書の古典【黄帝内経(こうていだいけい)】にも「最近の人は果汁を飲むように酒を飲んでいる、だから百歳まで健康を保てない」という旨が記載されています。

そして、日本人は世界的に見ても酒量が多いことがわかっています。

世界保健機関(WHO)では飲酒は口腔癌・咽頭癌・喉頭癌・食道癌・肝臓癌・大腸癌と女性の乳癌のリスクを増大するとして警告を発しており、WHO傘下の国際がん研究機関(IARC)ではお酒は発癌性が認められるものとしてIARC発がん性リスクGroup1に分類しています。

日本国内では、祝いの席や行事、慣習などで飲酒の機会が多い為か、喫煙は悪で飲酒は悪とされていませんが、飲酒と喫煙は同じくらい深刻な健康被害をもたらすと、WHOはいっています。

 

 

岡田厚生堂薬局  肝の役割

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中医学的には『肝は筋を主(つかさど)り、血を蔵し、疏泄(そせつ)を主る、目に開竅し、華は爪にある』といいます。

食べ物は胃から小腸 → 大腸へ送られる流れになっており、アルコールは胃で20%、小腸で80%吸収されて血液に流れ込み、肝臓へと送られます。

肝臓でアルコールはアセトアルデヒドという有害物質に分解され、最終的には炭酸ガスと水に分解され、体外へ排出されます。

 

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飲酒後に、顔が紅くなったり、動悸・頭痛などを感じる方がいます。これをフラッシング反応といい、アセトアルデヒドの分解速度により遺伝的に決定されています。

お酒が強い人はアセトアルデヒド分解速度が速い活性型、お酒が弱い人はアセトアルデヒド分解速度が遅い低活性型、お酒を受け付けない人はアセトアルデヒドをほとんど分解できない非活性型ですから、後者2タイプは特に飲酒量に注意すべきです。

アセトアルデヒドは肝細胞を傷つけ、脂肪の分解を抑制し、まず、脂肪肝を招き、そこからアルコール性脂肪肝やアルコール性肝線維症、肝硬変などの健康被害へとつながっていきます。

肝臓の異常は特に静かに進行していく(サイエントキラー)ものです。自覚症状が少ない分、検査をしっかり受けておくと良いでしょう。

肝臓に脂肪が溜まりやすい、飲酒習慣のある方・多量飲酒する方・閉経後の女性・肥満の方・運動不足の方・脂ものや甘いものが好きな方は特に注意しましょう。脂肪肝の段階でお酒を控えれば、肝臓が健康な状態に戻るとの報告もあります。

尚、お酒を一切飲まない人も、肥満や生活習慣によって成る脂肪肝(非アルコール性脂肪肝疾患:NAFLD)があります。

 

 

岡田厚生堂薬局  肝臓、疲れてるかも?チェック

  疲れやすい、朝起きられない
  急にお酒がまずく感じる、弱くなる
  食欲不振になる、吐き気がある
  かすみ目、目が見えにくい、ドライアイ
  おなかが張るようになった
  熟睡できない、夢が多くなった
  イライラしやすい、怒りやすい
  顔色や皮膚が青黒い
  白目が黄色くなった(黄疸)

上記の項目に心あたりのある方は、早め早めに肝ケアをしていきましょう。

 

 

岡田厚生堂薬局  飲みすぎた時のセルフケア

飲みすぎちゃったら

おなかや背中に痛みがある
嘔吐がとまらない
呼びかけに応えない

以上のような症状がある場合は、速やかに病院に行きましょう。

飲みすぎた時には体内にあるアルコールを速やかに体外へ排出する必要がありため、水をたくさん飲む。

アルコール分解時に発生する活性酸素を抑えるため、抗酸化ビタミンを多く含む食べ物を摂る。

健胃作用・胃粘膜を修復する目的の漢方薬や胃腸薬を飲む。

ことが大切なセルフケアです。

 

お酒を飲む方の間で話題のタウリンとはアミノ酸の一種です。

タウリンには「肝臓の細胞を保護する」「細胞を傷つける活性酸化を除去し、脂肪肝を予防する」「胆汁の分泌を促し、過剰なコレステロールを排出する」「アミノ酸としてたんぱく質の合成を改善する」といった働きがあります。

タウリンは、海老・イカ・タコ・しじみ・はまぐりといった魚介類に多く含まれています。

二日酔いにはしじみ汁と言いますが、味噌もポイントです。
大豆レシチンが脂肪の代謝を良くするので脂肪肝を防ぐ働きがあるのです。

また、冷たいものの飲食は胃腸に負担をかけます。温かい食事を心がけましょう。

 

 

岡田厚生堂薬局  お助け漢方薬&サプリメント

肝臓とお酒

岡田厚生堂薬局  日ごろから肝機能を正常化しておく
田七人参・ウコン・五苓散・黄連解毒湯など

岡田厚生堂薬局  飲みすぎてしまったら・・・
竜胆瀉肝湯・五苓散・黄連解毒湯など

岡田厚生堂薬局  飲酒によって失いすぎた水分、ミネラル補給に
イーパオ(益宝)・牡蠣製剤など

岡田厚生堂薬局  消化不良、胃炎、胃痛に
健胃顆粒(香砂六君子湯)、補中丸、晶三仙など

※あなたの体の状態にあわせて漢方薬またはサプリメントのご提案をしております。お気軽にご相談ください。

 

 

楽しいお酒の肴には焼き魚、納豆、こんにゃく、キャベツ、アスパラガス、大根、三つ葉、かぼちゃ、ごぼう、さやえんどう、えのき、しめじ、そら豆、白菜、れんこん、などがオススメです。

どうしても脂っこいもの、塩辛いものを食べてしまう、という方は、食後にりんごやみかんをたくさん食べてください。

胃がもたれる、胃痛・胸やけ、調子が悪い、肝機能が気になる、という方は是非、お気軽にご来店・ご相談ください♪

 

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気管支炎の漢方的対応

2012/09/01

 

2012年9月        

暑かった夏も終わり、9月を迎えました。
中国医学では夏は暑の季であり、秋は燥の季節といいます。

そして燥の気は五臓では肺(肺、気管支、鼻、皮膚などの系統)を損なう気となりますので、
平素より呼吸器系の弱い方は充分養生いたしましょう。

 

ところで秋に多くなる疾患としては気管支炎喘息などの呼吸器系疾患、そしてアトピー性皮膚炎などの皮膚科疾患などがあげられますが、今回は呼吸器系疾患の中でも比較的ポピュラーな気管支炎の漢方的対応について記していくことと致しましょう。

 

気管支炎は気管支がウイルスや細菌などの感染を受けたり、汚染された空気などによって炎症を起こしたものとされていますが、現代医学では風邪などに伴って一時的に起こる急性気管支炎と、長期にわたり繰り返して起こる慢性気管支炎とに分類をしております。

 

しかし、中国医学では特に急性慢性を区別せず、患者本人が持つ正気(自己治癒力)と正気を損なう外邪(風・寒・暑・湿・燥・火)、そして痰湿(痰濁の停留)などの病邪との関わりなどにより、その対応方法を分類しているのです。

 

このように中国医学では、何の邪が肺を犯しているのかを見極めることが大切で、咳や痰の様子が、その大きな判断基準になります。

 

一般的には急性気管支炎では風寒犯肺(ふうかんはんはい)風熱犯肺(ふうねつはんはい)、慢性気管支炎では痰湿阻肺(たんしつそはい)燥熱犯肺(そうねつはんはい)の型が多くみられます。

 

気管支炎の原因を細菌やウイルスに求めている現代医学に対し、自然界に起こる邪気、体内で派生する病邪などにその原因を求める中国医学の違いがある訳です。

ということで、次に各証型にはどのような漢方薬で対応するのか記してみることといたしましょう。

 

岡田厚生堂薬局  風寒犯肺(ふうかんはんはい)型
麻黄湯(まおうとう)、小青竜湯(しょうせいりゅうとう):薄い鼻水が多い場合等

 

岡田厚生堂薬局  風熱犯肺(ふうねつはんはい)型
麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)、麻杏止咳顆粒(まきょうしがいかりゅう)等

 

岡田厚生堂薬局  痰湿阻肺(たんしつそはい)型
香砂立君子湯(こうしゃりっくんしとう)+平喘顆粒(へいぜんかりゅう)等

 

岡田厚生堂薬局  燥熱犯肺(そうねつはんはい)型
麦門冬湯(ばくもんどうとう)、潤肺糖漿(じゅんぱいとうしょう)等

 

各証型に対する漢方での標準対応は以上のとおりですが、詳しくは私共によくご相談ください。

 

それでは最後にこの季節の養生法としては、どのようなことについて注意すれば良いのか記してみましょう。

ポイントとしてはこの時期は夏の疲れが残っており、体力が消耗しているということ、気候が変わり燥邪に犯されやすい季であること、の2点です。

夏の疲れによる体力消耗には脾胃の機能を回復する事です。
冷たいものの摂り過ぎ、水分の摂り過ぎに注意することと、脂っこいものや味の濃いものを控えて、脾胃の機能を回復しておくことです。

また、肺が燥邪に犯されないようにするには、ナシ・ビワ・銀杏など、旬の果物や野菜や麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)で穏やかに肺を潤しておくこと、滋養強壮剤のレオピン類などでパワーを補給しておくと良いでしょう。

 

店主(北京中医薬大学日本校卒業)

 

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