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寒暖差アレルギーとは?

2013/03/03

 

冬の終わりから春にかけては、三寒四温、昨日は8℃だったけど今日は18℃といった、寒暖の差が激しくなる季節です。

この寒暖の差に反応して、体調不良を訴える方が最近増えています。

寒暖差アレルギーと呼ばれています。

 

岡田厚生堂薬局  寒暖差アレルギーの特徴は・・・

岡田厚生堂薬局  鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せき、食欲不振、不眠、イライラする、疲れやすい、といった症状がでる。

寒暖差アレルギー 風邪っぽい症状なのに、熱がでない。

寒暖差アレルギー 目の炎症、充血がない。

寒暖差アレルギー 鼻水の色が無色透明。

寒暖差アレルギー 医学的には血管運動性鼻炎という。

寒暖差アレルギー (アレルギーの原因物質の検査で)アレルゲンがない。

 

岡田厚生堂薬局  寒暖差アレルギーになりやすいタイプ

寒暖差アレルギー

普段からあまり運動をしていない、成人女性がなりやすいといわれています。

寒暖差アレルギー、つまり血管運動性鼻炎は、7℃以上の気温差による刺激が、鼻の粘膜の血管を広げ、むくむことにより、アレルギー症状を引き起こしています。

自律神経とも関連があります。

寒いときは体温を保持し、暑いときは体温を発散させる役割を担っている自律神経が、スムーズに対応できるのは気温差7℃まで、といわれています。

自律神経がアンバランスな状態でいると、寒暖差アレルギーになりやすいともいえます。

 

岡田厚生堂薬局  寒暖差アレルギー対策

現代医学では原因不明の不定愁訴を総称して「自律神経失調症」とひとくくりにしますが、中医学では、気・血(けつ)・津液(しんえき:血以外の水分)の過不足とそれらの流れ、また五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きの、どこに不調が起きているのか、から考えていきます。

鼻水が出るといった症状には、肺が関係しています。また、抵抗力の弱さや免疫力が正常に働かなくなるということは腎の機能低下が考えられます。

総括的に考えると、肺腎陽虚(はいじんようきょ)の状態です。

 

寒暖の気温差への対応力、抵抗力を高めるためには、人体を構成する気・血・津液のうち、気(き:生命エネルギー)のなかの衛気(えき)を高めることが重要です。

衛気は、皮膚・鼻・口といった一次防衛システムである体表部をめぐっていて、ウイルスや細菌、風邪(ふうじゃ)などの外邪(がいじゃ:外敵)から身を守るために、バリアをはっています。

衛気は、ストレスや過労といった生活習慣や、不摂生な食生活によっても、その力が低下してしまいます。
衛気が不足すると、

岡田厚生堂薬局  風邪をひきやすくなる
岡田厚生堂薬局  花粉症やアレルギー性鼻炎、喘息といったアレルギー疾患になりやすくなる
岡田厚生堂薬局  気温の寒暖差に対応できなくなる
岡田厚生堂薬局  冷え性になる

といった不調につながります。

 

岡田厚生堂薬局  自分の症状に合った漢方薬&食養生で、強い体を作りましょう!  岡田厚生堂薬局

 

岡田厚生堂薬局  衛益顆粒(えいえきかりゅう)・・・
補気薬(ほきやく)

 

衛益顆粒(えいえきかりゅう)

衛気を高める生薬といったら、黄耆(おうぎ)です。肺の気、脾の気を補い、衛気つまりバリア力を強化してくれます。

この黄耆(おうぎ)に、脾を丈夫にする(補気健脾)白朮(びゃくじゅつ)、外邪を発散させる(発表散風)防風(ぼうふう)が、バランスの良い3:1:1で構成されている漢方薬が、衛益顆粒(えいえきかりゅう)です。

季節の変わり目や気温の変化で体調を崩す方や、喘息・花粉症・慢性腎炎といった免疫バランスの崩れ、免疫性の不妊でお悩みの方にオススメの漢方薬です。

 

岡田厚生堂薬局  双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)・・・
補血薬(ほけつやく)、補肺薬(ほはいやく)補腎薬(ほじんやく)

 

双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)

冷えがあり、胃腸が弱く、体力のない方の免疫力を高めるのにオススメの漢方薬が双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)です。
動物性の生薬と植物性の生薬、両方が配合されていて、効果効能としては『次の場合の滋養強壮:虚弱体質、肉体疲労、病による体力低下、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症』とあります。

風邪をひきやすい、喘息や気管支炎がある、病後の体力低下、老化予防、流産予防、(生理の)高温期を安定させる時などに用いられます。

 

岡田厚生堂薬局  おすすめの食べもの  岡田厚生堂薬局

岡田厚生堂薬局  枇杷(びわ)の葉  (肺の乾燥による潤い不足に)
岡田厚生堂薬局  紫蘇  (肺の機能を向上する)
岡田厚生堂薬局  大根  (肺を潤す)
岡田厚生堂薬局  みかん  (肺を潤し、咳をしずめる)
岡田厚生堂薬局  いちじく  (肌や口の乾きを潤す)
岡田厚生堂薬局  豚肉  (血を増やして体を潤す)
岡田厚生堂薬局  ハマグリ  (肺の機能を向上する)
岡田厚生堂薬局  山芋  (腎の機能を向上する)
岡田厚生堂薬局  黒豆  (腎の機能を向上する、咳を止める)
岡田厚生堂薬局  黒米  (腎の機能を向上する)
岡田厚生堂薬局  黒ごま  (腎の機能を向上する)
岡田厚生堂薬局  黒きくらげ  (腎の機能を向上する、血を補う)

 

その他、日常生活で気をつけたいことは、
  からだをしめつけるきつい衣服を着ない、きつい靴を履かない
  衣服を上手に調節して、寒暖差をつくらない
  マスクをつけて外気の寒暖差を最小限にする
  ストレッチや太極拳、ヨガなどで体の中の筋力をつける
  40℃前後のぬるめのお湯でじっくり温まる

 

寒暖差アレルギー

アレルゲンがないのに、アレルギー症状で悩まされる方も、
しっかりアレルゲンがあって、アレルギー症状で悩まされている方も、
お気軽にご相談にいらしてください  岡田厚生堂薬局

 

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癌との付き合い方・・・その3

2013/03/01

 

2013年3月        

3月となりました。
今回は癌との付き合い方・・・その3です。
癌は中国漢方医学ではどのように考えているのか。今回もその辺のところから紐解いてゆくことといたしましょう。

 

さて、癌発生のメカニズムですが、癌は現代医学では細胞の遺伝子異常によって起こった細胞の形態異常、及び機能喪失とされていますが、中国漢方医学では人体の正気(せいき:抵抗力)が衰えている状態に、様々な邪気(体にとって有害なもの)が凝結して出来上がった「塊」と考えております。

そして、その実邪(発病因子)を気滞(生理機能や情緒活動の停滞)、?血(おけつ:血行不良)、痰湿(体に余分な水分が溜まっている状態)、及び毒熱(発熱系の病毒素)としているのです。

つまり、癌は人体内を流れる気・血・津液の流れの異常及びその停滞、そして病毒系の熱毒により生じた塊と捉えているのです。

 

ですから、気・血・津液の流れを悪くするもの(例えばストレス)は、当然避けなければいけません。また、過度にイライラする、心配する(七情の過不足)なども慎まねばなりません。

それと同時に、漢方医学では癌を発生させる要因として正気の虚を提示しております。
正気すなわち抵抗力の低下があって、邪実が回復せずに進んでゆくと考えているです。

ですから、漢方医学の対応の基本は「扶正去邪(ふせいきょじゃ)」、正気を助け、邪気を取り去ることを主要課題としております。

漢方医学では「正気が体内に充分あれば邪気は広がらない」という考え方がありますが、この場合、正気とはその人が持つ抵抗力、免疫力を指し、また邪気とは体内で発生する有害な病理産物、つまり、気滞、?血(おけつ)、痰湿、毒熱(発病系の病毒素)等をいいます。

つまり体に免疫力があれば邪気は出来難いし、また出来たとしても広がらない、と考えているのです。

 

中国漢方医学でいう正気とは、人体を構成する気・血・津液・精などのトータルな働きを指し、これ等、気・血・津液・精などが不足した状態、つまり気虚・血虚・津液不足・精不足などのトータルな作用不足を、正気が虚した状態と考えているのです。

人体は加齢や日々の飲食の不摂生、また悪い生活習慣、過度の神経疲労などによって、この正気の量を低下させてゆくものです。

そして正気の不足状態が長くなると、内臓の機能は低下し、気血の流れが妨害され、腫瘤(病的なしこり)が発生しやすくなるのです。

おおまかに言って、これが漢方医学での癌の病理です。

現代は文明が進歩し、便利になった反面、余りにも予防・養生意識が希薄となりました。

癌を防ぎたいのであれば、まず日常の生活のあり方から見直してみるべきでしょう。

 

それではまた来月。

 

店主(北京中医薬大学日本校卒業)

 

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