秋の体調管理

2011年9月

9月となりました。
暦の上では秋を迎えますが、まだまだ暑い日が続きます。

今年の夏は格別暑かったせいか、夏バテを引きずっている方、体調が今ひとつすぐれない方が多く見受けられます。そのような方は体調の悪さをそのままにしておかないで早めにご相談にいらしてください。体調の悪さをそのままにしておくと、それが引き金になり循環器疾患等を起こすこともございますので安易に考えられませんように・・・。

 

さて、秋は東洋医学では「燥=乾燥」の季節となります。

つまり空気が乾燥するために、燥の邪気が原因となる呼吸器系の疾患がおこりやすくなるのです。ですから夏バテで抵抗力を低下させている方や、持病として呼吸器系疾患をお持ちの方は特に注意が必要な季節といえます。

それでは秋の乾燥期を健康に過ごすには、どのような養生が必要なのか、次にふれてみることといたしましょう。

 

●秋の乾燥期、漢方で肺を潤す●

健康な方の肺は陰液(血液・体液)によって潤され、呼吸や防衛の働きをしているものですが、乾燥した気候によって肺の陰液が不足してくると空咳(からせき)のどの渇き声のかすれ皮膚の乾燥感といった肺燥特有の症状が表れてきます。

このような時、まず食べものとしては、のど・気管支・肺などの呼吸器系を潤し咳を止める作用のある梨(なし)、ゆり根、レンコンといった食べものを積極的に採ってみてください。

肺・気管支などが炎症をおこした場合は、漢方薬の麦門冬湯(ばくもんどうとう)養陰清肺湯(よういんせいはいとう)がおすすめです。

気管支の乾燥を潤し、炎症を鎮めてくれます。東洋医学では季節の気(風・寒・暑・湿・燥)が人体のどの部を犯すのか、を考えていくことが基本です。つまり人体は絶えず自然界の気の影響を受けているということです。

 

●秋の乾燥期の健康増進にレオピンを!●

当店で健康増進におすすめしているレオピン類(キヨーレオピン、レオピンファイブ、レオピンロイヤル等)は五臓六腑の働きを増強する滋養強壮剤として皆様に親しまれているものですが、実は五臓六腑のなかでもとりわけ肺(呼吸器系)、脾胃(消化器系)に強いのです。

なぜ肺・脾・胃に強いのかと申しますと、東洋医学の理論に薬味・薬性・帰経という理論があり、レオピンの主剤であるニンニクの薬味・薬性が辛・温で、帰経は肺経・胃経なのです。ですからレオピンの主剤である熟成ニンニク抽出液は、肺・脾・胃を養うということになります。呼吸器系統の弱い方、消化器系統の弱い方へは特におすすめします。

店頭でも「レオピンを飲んで風邪をひかなくなった」「胃腸が丈夫になり体力がついた」といった感想を頂くことが多く、肺と脾胃が丈夫になる主剤ですので当然の結果といえるでしょう。

呼吸器系が弱い方にとっては秋はつらい季節になりますが、以上の養生法をご参考いただき、元気でお過ごしください。
それではまた来月・・・。

 

店主(北京中医薬大学日本校卒業)

 

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