女性の子宮は妊娠する準備として、周期的に子宮の壁が新しく作りかえられています。一定期間、受精がなければ「妊娠はなかった」と判断し、古い子宮の壁が生理となって体外へ排出されます。
おおよその目安ですが、14歳で初潮を迎え、閉経が49歳くらいだとすると、455回の生理とお付き合いすることになります。
しかし、妊娠のための準備なら、期間が長すぎるのではないか?なぜ、女性にとって生理がそんなに重要なのか?生理は何を教えてくれるのか?
赤ちゃんが欲しい方だけでなく、生理痛や生理不順のある方、アンチエイジングや更年期が気になる方も、生理の仕組み、メカニズムをおさらいし、生理が教えてくれることを知っておきましょう。(*^^*)
生理の仕組み
卵巣のなかには、卵のもとになる原子卵胞があります。
一定周期で脳の視床下部から指令が出され、指令を受けつけたいくつかの原子卵胞が卵巣刺激ホルモン(FSH)によって卵胞へと発育をはじめます。
卵胞からエストロゲンが分泌されることにより、子宮内膜が増殖、卵胞は成熟すると脳の視床下部へ「卵胞成熟したよ」と報告します。
黄体形成ホルモン(LH)が一気に分泌され、成熟卵胞が排卵されます。
少しづつ心身とも不安定に・・・。
卵管采が卵をキャッチ。
卵胞が黄体に変化し、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌開始。
受精卵が着床しやすいよう準備を調えていきます。
ふかふかの子宮内膜に向かって卵が移動します。
エストロゲン減少。精神的にも身体的にも不調がでやすい時期です。
着床がなければ、黄体は委縮し、プロゲステロンの分泌も衰え、子宮内膜の組織が剥がれ落ち、体外へ排出されます。
これが生理です。
貧血、生理痛、ブルーな気持ちになりやすい時期ですね。
生理が教えてくれること
女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の働きによって生理がある、つまり、女性という魅力の為には生理は不可欠なのです。
生理がなくなると、妊娠できなくなるだけでなく、骨粗しょう症などの老化現象もはじまります。
また、生理は女性にとって、健康美の指標になってくれます。
生理の状態を知ることによって、貴女の体質や体調、今何をすれば良いか、など、いろいろなことがわかります。
生理でわかる!貴女の体質
生理の周期、日数、量、色、状態(水っぽいか、濃いドロドロか、おりもの、塊があるか)などによって、体質がわかります。
詳しくは岡田厚生堂薬局へご来店ください。
生理を制するものは、キレイを制する!
自然現象である老化や寿命は、誰にでも訪れるもの。
しかし、中医学(中国漢方)の知恵を活かせば、その時期に合う適切な対応ができます。
生理が順調であれば、アンチエイジングや不調を解決する方法もわかります。加齢による不安定愁訴などへの対応、病気を未然に防ぐための対応もできます。
貴女の体調管理のサポーターとして、尽力したいと思っています。
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〔参考資料:黄帝内経(こうていだいけい)〕
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