15人に一人?乳がん

 

国立がん研究センターがん対策情報センターの発表によると、現在日本女性の15人~18人に一人が乳がんになる傾向にあるといわれています。

 

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乳がんで亡くなる方は増加傾向にありましたが、2012年にはじめて減りました。早期発見で治癒率の高いがんであること、2000年頃に日本でも認知されはじめたピンクリボン運動も功を奏し、国からの検診費助成も有効に活用されているのだと思います。

しかし、現代社会において、乳がんを発症する人自体が、年々増加傾向にあることは事実です。

なぜ、乳がんになりやすくなってしまったのでしょう。

 

岡田厚生堂薬局  乳がんになりやすい人はこんな人?

現在のところ、乳がんになる原因というのは特定されていませんが、一般に乳がん発症とエストロゲンは深く関与しているといわれています。
その理由のひとつに、日本の乳がんの約1/4がエストロゲン受容体に結合してがん細胞が増殖する『エストロゲン依存性乳がん』であることが挙げられます。

乳がんの発症リスクを高めるといわれていることは・・・

 

岡田厚生堂薬局  飲酒
お酒がどうして乳がん発症を誘発するのか、その仕組みはまだ解明されていませんが、アルコール摂取量が多ければ多いほど、乳がん発症リスクを高めることは間違いないといわれています。

一日の摂取量として、日本酒一合(180ml)または中ジョッキ1杯(500ml)のビール、もしくはグラス2杯(200ml)のワインならOK、という見解もありますが、これが安全な量だという根拠はありません。飲酒は控えめにしたほうが良さそうです。

 

岡田厚生堂薬局  不摂生な食生活
乳がんに限らず、がん発症要因として必ず挙げられるのが食生活です。

がん発症の方の多くが、添加物の多い加工食品や高脂肪の食生活であったことが明らかになっています。味の濃いもの、脂っこいもの、刺激の強いもの、添加物の多い調味料、外食、コンビニ食、冷凍食品などなど。

やはり病気にならない体作りには、酵素の多い自然の旬の食物をいただくことが良いようです。そして、だしを上手に活用し、自然の味を楽しみましょう。現代人はとかく食べ過ぎ・飲み過ぎ傾向にありますので、腹七分におさえることも大事なポイントです。

ところで「大豆製品をたくさん食べている人は乳がんになりやすい」という説についてですが、大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンによく似た化学構造をしている為、フィト(植物)エストロゲンと呼ばれており、この為、大豆製品の摂取は乳がん発症要因になるといわれています。ただし一方、乳がんの治療薬であるタモキシフェン(ノルバデックス)とも似た構造をもつため、乳がん予防によい、ともいわれています。

食品の大豆製品を摂ることを避ける必要はありませんが、フィトエストロゲン活性だけを追求した健康食品などは避けたほうが良いとされています。

 

岡田厚生堂薬局  肥満に注意!!
肥満は、メタボリックドミノの最初のコマにもなっているとおり、高血圧・脂質異常症・脂肪肝・糖尿病などの生活習慣病の起因となります。

特に、女性は閉経後にホルモンバランスが崩れ、それまでとおりの生活をしているのに肥満になってしまった、といった方もいます。肥満は乳がん発症のリスクを高めるという調査結果も出ています。

食生活、過労、ストレス、運動不足など、肥満になる原因は人それぞれ違いますが、早めに肥満を改善しておきましょう。岡田厚生堂薬局では、あなたの証にあった肥満改善アドバイスを差し上げております。お気軽にご相談にいらしてください。

 

岡田厚生堂薬局  初潮と閉経と出産回数
現代の女性は栄養状態も良いので成長が早く、11歳で初潮という方も珍しくありません。また、女性の社会進出、晩婚化、少子化といったライフスタイルの変化により、昔に比べると初潮年齢が早く、閉経年齢が遅く、出産回数が少ない、ことが乳がんリスクを高める、と一般的にいわれています。

初潮年齢が早く、閉経が遅く、出産回数が少ない方ほど、乳がんになりやすいのではないか、とされていますが、その理由などは全く解明されていません。

中医学の文献には古くから乳岩(にゅうがん)の記載があります。
乳岩は中医学では、肝鬱気滞、脾虚痰湿、オ血、沖任失調などを考えて対応していきます。血の流れが滞っている方便秘などで排泄がうまくいっていない方ストレスや過労が蓄積していたり冷えがあったりして免疫機能が正常に働いていない方、などが乳がんになりやすい人、といえます。

 

 

 

岡田厚生堂薬局  乳がん治療は早期発見がカギ!

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原因が特定されていない乳がんは、発症率は高いものの、早期発見で治る見込みの高いがんでもあります。

セルフチェックと乳がん検診で早期発見に努めていただきたいと思います。

セルフチェックは、毎月同じ日に定期的に行うようにしましょう。乳がん検診は国などの補助もあります。

岡田厚生堂薬局  乳房の形をチェック
鏡の前に立ち、左右の乳房の大きさや形に変化がないかチェックします。
へこんでいるところがないか、ひきつっているところがないか、両腕のチカラを抜いてだらんとした状態と、両腕をまっすぐ上にあげた状態でチェックしましょう。

岡田厚生堂薬局  しこりをチェック
横に寝た状態で、左腕をチカラを抜いて横につけ、右手の指をまっすぎ揃えて、左の乳房の外側から内側へ向かって、ゆっくり指を滑らせて、しこりがないかどうかをチェックしましょう。
次に逆に、右手のチカラを抜き横につけ、左手で右の乳房を外側から内側へ向かって調べます。

終わったら、今度は左ワキの下のリンパ節にしこり、グリグリとしたものがないかどうか、右ワキの下のリンパ節も同様にチェックしましょう。

岡田厚生堂薬局  乳首をチェック
乳首にひきつれやただれがないか、乳頭がへこんでいないかどうか、乳首を軽くつまんでしぼり、血液の混じった分泌液がでないかどうかをチェックしましょう。

 

乳がんのしこりは
かたい
でこぼこしている
さかいめがハッキリしていない
整った形ではない
といった特徴があります。

また、非浸潤がんのようにしこりがない乳がんもあります。

他には、痛みや乳房のへこみ、ひきつり、血液の混じった分泌液、乳頭のへこみやただれ、といった症状がありますが、必ずしも何かしらの症状が表れるわけではありません。

セルフチェックで「あれ?」と感じた方、心配な方は、早めに乳がん検診を受けたほうが良いでしょう。そして乳がんと向き合う際には、中医学という方法もあることを覚えておいて頂きたいと思います。

 

 

岡田厚生堂薬局  乳がんにならないためには・・・

まずは食事です。

出来れば思春期に入る子どもの頃から、動物性たんぱく質、高脂肪、高カロリーは控えめに、加工食品や食品添加物の摂りすぎにも注意をしてあげましょう。

もちろん、成人してからも、40歳になってからでも遅すぎるということはありません。野菜・根菜・魚中心の和食献立を積極的に取り入れ、肥満にならないようにしましょう。(※肥満の方は肥満解消をしましょう)

次に運動です。
体を適度に動かして、気血を巡らせておきましょう。体を動かすと、血液循環も良くなり、気も発散されるので、鬱滞したストレス解消にもなります。ヨガやストレッチ、太極拳といった有酸素運動がおすすめです。

3つ目が、飲酒を控えめにすることです。
飲む時はコップ1杯、多くても週に三日、しかし、なるべく飲まないほうが良いでしょう。

がん発症全般にいえることですが、がん発症の多くは良くない生活習慣の積み重ねがそもそもの原因です。

生活習慣を改めることが、乳がん予防、また乳がん切除手術後の再発予防にもつながります。

「食生活を改める」「適度な運動をする」「飲酒を控える」
これらを実現して、結果、生理を整え便秘をなくし過労・ストレスの蓄積を避けることが重要です。

過不足がある場合は、漢方薬を上手に活用し、健康バランスを整えておきましょう。

また、過労やストレスも免疫力を低下させますが、冷え性も免疫力を低下させるので、冷えない体作りもしておきましょう。

 

岡田厚生堂薬局  中医学にできること

乳がんの予防には、エストロゲン作用のない桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)と当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)が有名です。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は血流を良くし、ダメージを受けた細胞の修復を促す目的で、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は冷えやむくみ、貧血の改善にそれぞれ用いられています。

しかし、もし便秘があれば桃核承気湯や潤腸湯といった漢方薬が適応ですし、血虚で冷えている場合は十全大補湯などの漢方薬が適応、ストレスをうまく発散できない方へは滞った気の流れを改善する逍遙丸などの漢方薬が適応、むくみが強い場合は五苓散が適応、ということになります。また、霊芝(れいし)も優秀な生薬です。

乳がんの治療は、医師や周りの方とよく相談し、不安や痛みの改善、副作用の軽減、QOL(quality of life:生活の質)の向上、完全治癒など、患者さんひとりひとりの状況や状態に合った対応が求められています。漢方薬や鍼灸といった中医学は、現代医学との併用が可能です。実際に漢方薬を服用の際は、ひとりひとりに合うものが違いますので、必ず漢方の専門スタッフにご相談ください。

※一般に、フィト(植物)エストロゲンの、マメ科の葛根(かっこん)、高麗人参(こうらいにんじん:ジンセノサイド類)、マメ科の甘草(かんぞう)は、乳がんには使用しないほうが良いとされていますが、乳がんの発症予防・再発防止に使うところもあります。

 

※漢方薬は医薬品です。
自分に合っていないものを服用しても効果がでないばかりか、症状を悪化させることもあります。服用の際は、必ず、漢方の専門スタッフにご相談ください。

 

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