貴方は「お元気ですか?」と問われて
「元気!元気!もぉ~、すごく元気です!!」
と、答えられますか?
こんな症状ありませんか・・・?
元気がない
疲れやすい
倦怠感
汗をかきやすい
食が細い
声が小さい
動くとすぐ息切れする
風邪をひきやすい
生理が遅れ気味
不正出血がある
元気がない状態を、中医学では気虚(ききょ)(気=エネルギー、が足りない)といいます。これらは全て、気虚(ききょ)の特徴的な症状です。
気虚(ききょ)は、最初は軽い症状のように感じますが、生命エネルギーが足りない状態なので、もちろん元気な赤ちゃんを望んでいる方の妨げになります。また、次第に溜息が多くなり、胃のつかえ感、イライラや鬱といった情緒不安定などの症状が特徴の気滞(きたい)となったり、血の流れが滞るオケツ状態を引き起こし、様々な病気の原因になったりします。
残念ながら、大抵の不妊治療は、プレッシャーやストレスと無縁というわけにはいきません。
「あんまり気にしないように」「考えすぎないように」と言われても、土台無理な話です。
悲しみで泣き続けたり、気が滅入ったり、元気がなくなっていったり、不妊治療期間が長くなればなるほど「元気です!」と胸張って言える日が少なくなっていくのが自然です。
どうすれば元気になれる?
食べものから元気を頂く
気は食べものから作られます。
気虚の方はたくさん食べられない方が多いので、食べものの質に注目すると良いでしょう。
豊沃な土壌で育った穀物や野菜と、貧弱な土壌で育ったそれとは味もエネルギーも違います。
同様に元気な肉や魚を選ぶと良いでしょう。エネルギーが溢れている食べものがどれか迷ったら、季節の旬のものを食べると良いでしょう。
補気の食べもの
牛肉、鶏肉、エビ、うなぎ、山芋は即効性の高い補気の食べものです。
他におすすめなのは、補気・健脾のさつまいも、かぼちゃ、豆類、ネギ、きのこ類です。
あわ・ひえ・きびなどの雑穀をお米に混ぜて毎日頂くのも良いでしょう。但し玄米は消化が悪いので避けると良いです。
元気を作るライフスタイル
過労・睡眠不足・寝すぎ・過剰な性生活は、気を消耗します。
また、日中も根をつめずに小休憩をこまめにとりましょう。可能なら10分くらいの昼寝もスッキリします(たっぷり寝ると逆に疲れがでてしまいます)。
元気を作るには、自然の中で景色を楽しみながらのウォーキングやヨガ、太極拳などが最適です。疲れを感じない程度にはじめて徐々に筋力をつけて長く続けると元気になってきます。特に太極拳の呼吸法を覚えると、精神的な安定にも役立ちます。
オススメの漢方薬
補気薬としてポピュラーなのは、人参、黄耆、白朮、党参、山薬、甘草、大棗、飴膠。(人参は、通常高麗人参を指します。高麗人参は体を温める作用、西洋人参「香西洋参」は体を冷ます作用があります。自分の証に合ったものを選びましょう。)
これらの生薬で構成された漢方薬には、補中丸(ほちゅうがん)、六君子湯(りっくんしとう)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)、麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)、衛益顆粒(えいえきかりゅう)などがあります。
体質や症状だけでなく、あなたの証にあった漢方薬を選びましょう。服用の際には、どうぞ岡田厚生堂薬局へお気軽にご相談くださいませ。
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