2013年10月
10月となりました。
秋たけなわの候です。体育祭にレジャーに忙しい時となりますが、翌日に疲れを残す事のないよう、ほどほどに楽しみたいものです。
さて今月のよもやま話は温灸の話です。
当店では、『邵氏温灸器(しょうしおんきゅうき)』という温灸器を取り扱っておりますが、これがなかなかすぐれもので、温灸器の欠点である煙、臭いを気にせず、家の中で存分に施灸できるのです。
一般的に温灸器はなじみの薄いものですが、想像以上に効くものです。
当店は40年前より鍼灸治療院を併設し、40年間患者様を治療してきたプロの目から見ると、その効果は絶大で、何といっても薬剤のような副作用の心配の無いところが長所です。
そのような良いものなら、どこに温灸すれば効果を発揮するの?という事になりますが、次に温灸場所(治療場所)に移ることといたしましょう。
温灸器で温める場所
温灸器で温める場所としてまずあげておきたいところは「へそ」周辺です。
へその中には神闕(しんけつ)というツボがあり、中医学ではへそ周辺は後天の元気が宿るところ、と考えられ、脾胃の機能の盛衰が表れるところ、とされています。
従って、ここを温めることは、後天の元気を生み出す脾胃の機能が良くなることにつながるのです。
人体の第一の重要な治療点です。
次に、八リョウ穴(はちりょうけつ)という八つのツボがあるのですが、この八リョウ穴(はちりょうけつ)あたりを温灸器で温めるのです。ここを温めることが腎の気を強くすることにつながるのです。
つまり、先天・後天の元気を出すところを基本的に温めることが大事なのです。
その上で具合の悪い箇所を温めるのです。
つまり、人間のもつ回復力を高めつつ、悪いところも治すのです。
このようなやり方で温灸器を活用すれば、かなりの確率である種の疾患、または不定愁訴に有効だと思うのです。
そして特におすすめしたいのは、子宝を望んでいるご婦人の方々にはこの温灸器を試して頂きたいのです。
子宝のツボとしておへその周囲他、施術する場所がありますので、それらを温め、子宮、卵巣を温めることが出来れば、妊娠にとってかなり良いと思います。
子宝をお望みのあなたも一度お試しください。
それでは今回はこの辺で。
店主(北京中医薬大学日本校卒業)