大人の脳の重さは、体重の2%ほど、1.4kgくらいです。
脳は、心身の働きのすべてをコントロールする司令塔で、部位によって異なる働きをしています。
よく「人の脳は全体の一割しか使われていない」といわれていますが、それは昔の考えで、現代では「脳の大部分を有効活用している」ことがわかっており、今使用されていない部分は、使用している部分が何らかの原因で破損、使用出来なくなった時に代替的または補助的に働く、ということがわかっています。
* 海馬体
記憶の形成・蓄積、情動のコントロール
* 言語野
言葉の理解・形成、意味のある文章の形成、文字を書くなど
* 運動野
体の全ての部分とつながっていて、それぞれの運動を制御する
* 体性感覚野
触覚(皮膚)からの痛み・手触り・温度などの情報を受け取り制御する
* 視覚野
視覚の情報処理
* 小脳
体のバランス調整、生活習慣など体で覚える分野の学習機能(非陳述型の学習)、大脳の記憶のバックアップなど
脳年齢チェック☆彡
若々しく、健康な状態を示す健康寿命、健康寿命で大切な要素のひとつが脳年齢。
脳年齢の検査には、短期記憶検査・遅延再認課題・項目再認課題・記憶リハーサル課題などがあります。
脳年齢検査のなかでも簡単な短期記憶検査をご用意いたしました。お時間のある方はお試しください♪
紙とペン、時計をご用意ください。
下記の言葉を30秒間、見て覚えてください。
みかん
うなぎ
ぶた
灯台
富士山
国語
チョコレート
どかん
モンシロチョウ
缶詰
ジャンパー
カレーライス
アンドロメダ
万年筆
サッカー
画面から目を離し、メモ帳に今覚えた単語を書き出してください。
時間は1分間です。
タイムアップ後、1分間で書き出せた単語の数をかぞえてください。
いかがでしたか?
あなたの脳年齢は・・・
8個 ・・・30歳代
7個 ・・・40歳代
6個 ・・・50~60歳代
5個 ・・・70歳代
4個 ・・・80歳代
脳アンチエイジング術
日本の寿命が長いことは、世界で認知されてから久しいですが、出来れば、寝たきりや認知症にならずに、年齢相当、または年齢以上に若々しく健康でいたいですよね。
脳がいつまでも若々しく、元気でいるためのポイントをご紹介いたします☆
一日一万歩
体を動かして、気血の流れを良くしましょう。
スローウォーキングや、ヨガ、太極拳など、毎日、2日に1回など、無理なく続けられる運動で、脳アンチエイジング!!
友達や仲間、家族とおしゃべりをする
人の話を聞く、人に話をする、ことは脳の活性化につながります。
「へぇ~!そんなことが!」「初めて聞いたわ」など、人生いくつになっても新しい発見はあるものです。おしゃべりで脳アンチエイジング!!
よく笑う
笑う門には福来る、いつの時代も、笑うことは心身ともの健康につながります。
寄席や映画、漫才、子どもの何気ない動作など、あなたのお気に入りの笑顔になれる方法で、脳アンチエイジング!!
毎日、文字を書く
文字を書くことは物事の認知、記憶の保持力につながります。
文字を書く機会がないので漢字を忘れたわ、という方、多いのではないでしょうか。
本や新聞の記事を写すところから始めても良いでしょう。積極的に文字、文章を書くことで、脳アンチエイジング!!
おすすめの食べものと漢方薬
おすすめの食べもの
脳のエネルギー源はブドウ糖で、ビタミンEとビタミンB1が脳に良いらしい、と言われていますが、一番大切なことは旬の食材を腹七分または腹八分でいただくことです。旬を意識して、下記の食材をご参考ください。
うなぎ、青魚、小魚、大豆、黒豆、くるみ、とうもろこし、山芋、パセリ、ほうれん草、小松菜、キャベツ、ピーマン、アスパラガス、しその葉、柿、いちご、みかんなど
代表的な漢方薬
くまやあざができやすい、固定痛があるオ血の方へは・・・
イスクラ冠元顆粒(かんげんかりゅう)、田七人参茶(でんしちにんじんちゃ)など
口が渇く、皮膚が乾燥する腎陰虚の方へは・・・
イスクラ杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、イスクラ八仙丸(はっせんがん)など
手足の冷えがある腎陽虚の方へは・・・
イスクラ参馬補腎丸(じんばほじんがん)、金匱腎気丸(きんきじんきがん)など
めまい、貧血、顔色が白い血虚の方へは・・・
イスクラ婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、イスクラ帰脾湯(きひとう)など
漢方薬は医薬品です。
貴方の体質や状態、状況に合わせて正しく選び、上手に活用するお手伝いをいたします☆