肌老化が気になる秋

夏の疲れがどっと出て、朝夕は涼しさを感じることが出来ても日中はまだまだ暑い、そんな秋はお肌のごわつき、くすみ、しみ、ソバカスが気になる季節です。

これから少しづつ気温と湿度が下がります。すると、血液循環もゆるやかになっていき、皮脂膜が減少、パサパサかさつくように。

そんな秋肌の老化を防ぐためにも、今、対策しましょう!

 

 

岡田厚生堂薬局  秋のポイントは脾・肺・腎

目指せ!秋美人★岡田厚生堂薬局

さて、秋は五行で見ると「金」に属し、外気は燥(そう)の季節です。五臓のうち肺に一番影響が出やすい季節ですが、肺だけではなく、隣り合わせにある脾・腎との関連が強いので、脾・腎へのケアも欠かせません。

 

岡田厚生堂薬局 肺の役割

中医学でいう肺は、宣発・粛降を主り、水道を通調する役割を担っています。
また、肺は気と皮毛を主り、鼻に開竅(かいきょう)します。

簡単にいうと肺は、呼吸だけでなく気(生命エネルギー)や水分代謝の調整をしています。

体表部つまりお肌を守る働きもある大切な肺の機能低下は、咳・悪寒・発熱・免疫力の低下・過剰な汗・汗をかきにくい・皮膚や髪の毛の乾燥・痰・浮腫(むくみ)といった症状を招きます。

肺という臓には大腸という腑がセットになっていますので、大腸をキレイにしておくと肺の働きを助けることが出来ます。

 

岡田厚生堂薬局 腎の役割

腎は、骨を主り髄を生じ脳に通じます。その華は髪にあり、納気・水液を主ります。また、腎は精を蔵し、生長・発育・生殖を主ります。耳と二陰(生殖器と肛門)に開竅(かいきょう)します。

腎の機能低下はそのまま老化現象へとつながります。腎が貯蔵する精には、先天的な精と後天的な精があります。先天的な腎精不足、腎虚の場合もあれば、自然老化で腎虚となる場合もあります。いずれにしても今持っている腎精を大切にしながら、足りない分は後天的な腎精で補う他ありません。

腎という臓には膀胱という腑がセットになっていますので、腎機能が低下すると頻尿・夜間尿・失禁といった症状につながっていくのです。

 

岡田厚生堂薬局 脾の役割

脾は運化を主り、統血する役割を担っています。また脾は肌肉・四肢を主り、口に開竅(かいきょう)します。 つまり、消化吸収の働き全般を意味します。

脾の役割★岡田厚生堂薬局脾という臓には、胃という腑がセットになっていますが、脾と胃は相反する臓腑です。

『脾胃二気相為表裏、胃受谷而脾磨之、二気平調、則谷化而能食化』(中医学書の古典:巣元方著 諸病源候論~脾胃諸病候より)という言葉があります。

『脾と胃は表裏関係にあり、胃は穀物を受納し、脾は消化吸収する。もしこの脾胃の虚実が調和しなければ、飲食ができなくなる』という意味です。

臓である脾は虚、燥を好み湿を嫌いますが、腑である胃は実、湿を好み燥を嫌います。 また、脾気は下へ下へと下げる性質があり、胃気は上へ上へと昇る性質があります。

脾胃の調整が重要であることはお分かり頂けると思います。

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岡田厚生堂薬局  秋の食養生

秋は乾燥の気からお肌を守るためにも、肺を潤す食べものを積極的に食べましょう。

肺を潤すオススメの食べものは・・・

大根、ゆり根、れんこん、ナシ、はちみつなどです。

お肌の免疫力UP!!に特にオススメの食べものは・・・

サバ、レバー、アボガド、パプリカ、ほうれん草、しいたけ、山芋、納豆、玄米、緑茶などです。

最後に大切なポイントとしては飲み過ぎない・食べ過ぎないことです。

飲みすぎ・食べすぎは胃腸に負担をかけてしまいます。食欲の秋でも、腹七分、腹八分に抑えましょう。

脾・肺・腎を元気にするために、漢方薬が助けになってくれます。

お気軽にご相談にいらしてください!!

 

 

岡田厚生堂薬局  代表的な漢方薬

中医学ではお肌のバリア機能を衛気(えき)といいます。

衛気(えき)を高める代表的な漢方薬が、イスクラ衛益顆粒(えいえきかりゅう)です。黄耆(おうぎ):白朮(びゃくじゅつ):防風(ぼうふう)が3:1:1の黄金比率で構成されています。

「食が細い」「下痢しやすい」「ストレスで食べられなくなる」など、消化器系が弱っている方にはイスクラ補中丸(ほちゅうがん)、また「お肌が乾燥しやすい」「元気がない」という方へは補気作用のある麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)、粘膜を強化する抗酸化作用のある紅沙棘(ほんさーじ)もオススメです。

 

秋美人の漢方薬★岡田厚生堂薬局

 

 

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