梅雨時期や夏になると、食欲がわかない、気持ちが悪くて食べられない、だるくて食べる気がしない、という方も増えてきます。
ある程度は差支えありませんが、特に成長期の子どもや抵抗力の落ちている高齢の方の場合、命にかかわることもあります。発汗で大量に気を消耗する夏、しっかり食べて元気を養わないと夏バテスパイラルに陥ってしまうかも。
夏バテで食べられない、食べられないからずっとだるいし元気がでない、そんな方は少しだけ食生活に気を使って、胃腸を元気にしてあげましょう。
胃腸(脾胃)を元気にする食材
脾胃(胃腸)を元気にする食材には、
米・大豆・山芋・鶏もつ・サンザシ・りんご・生姜・八角・山椒・ナツメグ・クローブなどがあります。
大豆製品には、納豆や豆腐、豆乳などがありますから上手に活用してみましょう。

胃腸(脾胃)にやさしい食べ方
朝食 消化の良い食べものでエネルギーチャージ
胃がまだ動きだしていない朝は、消化が良く温かいおかゆや野菜スープがおすすめです。
エネルギーをしっかりチャージしておきたいので、バナナやりんごも朝食に召しあがるのがおすすめです。
昼食 すぐにエネルギーに代わるものを
パスタやうどんなどの麺類が好きな方はお昼に食べることをおすすめします。
小麦粉のエネルギーは白米よりも多め、またお肉や卵もお昼に召しあがるのが良いでしょう。
夕食 胃に負担がかからない野菜中心で20時前に
おなかがいっぱいになると眠くなる、という方がいらっしゃるかも知れませんが、胃は活動中は休めませんので消化しにくいものは夕食には避け、就寝2時間以上前できれば20時前には夕食を食べ終われるようにしましょう。

いただきます、ありがとう
中医学の古典『黄帝内経~素問』には、食事がいかに重要かが記されています。
五穀為養、五果為助、五畜為益、五菜為充、です。
五穀は、ごま・小麦・うるち米・もち・大豆で、栄養をつけてくれます。
五果は、李(すもも)・杏・棗(なつめ)・桃・栗で、その助けをしてくれます。
五畜は、犬・羊・牛・鶏・猪(豚)で補益してくれます。
五菜は、韮・らっきょう・冬葵(セリ)・葱・豆の若葉で、臓腑を充実してくれます。
上記は、木火土金水の順番に記載してみました。
2000年以上も昔から、多くの種類の食物を組み合わせてバランス良く食べる事で、まんべんなく栄養を摂ることが出来、健康を養うことが出来る、と、食事をとても大切にしてきました。
飽食の現代だからこそ、私たちもより一層、気を引き締めて「いただきます」「ありがとう」と言葉にしていきたいですね。
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