漢方の子宝相談では、基礎体温表を指標とします。
基礎体温とは、6時間以上の睡眠の後、静止した状態で測定した体温のことです。
基礎体温表には、基礎体温のほかに、月経期間やおりものの状態、風邪などの病気の記録、薬の服用、性交渉の有無などを記録していきます。
基礎体温表からは、あなたのからだの状態が実によく読み取れ、不妊だけでなく、貴女の体のバランスを整えるのに、とても役立ちます。

女性の基礎体温には個人差がありますが、およそ28日くらいの周期が一般的といわれています。上表は理想的な基礎体温表です。ポイントは3つです。
ほぼ2週間の低温相とほぼ2週間の高温相
高温相と低温相の平均温度差は、0.3~0.5℃
低温相から高温相への期間は3日ほどでスムーズに上がる
低温期が長い
◆腎陽虚(体を温める力が不足)
◆排卵日が遅い(卵胞期が長い)
◆不正出血がある
◆卵胞発育不全が考えられる
高温期が短い
◆高温期が9日未満で終わる
◆無排卵の可能性あり
体温上昇が遅い
◆高温期への移行に3日以上かかる
◆排卵がスムーズでない
◆卵胞発育不全が考えられる
高温期が低い
◆高温期と低温期の差0.3℃未満
◆黄体機能不全が考えられる
◆無排卵の可能性あり
◆黄体化非破裂卵胞(LUF)の可能性あり
全体的に体温が高い
◆陰虚内熱(体に熱がこもっている)
◆全体的に体温が高い
◆ホルモン治療をしている場合に多い
全体的に体温が低い
◆腎陽虚(体を温める力が不足)
◆全体的に体温が低い
周期が短い
◆熱が盛ん、実熱・虚熱
◆周期が25日未満
◆排卵日が早い
◆低温期が短い
波動が激しい
◆高温期・低温期のいずれも体温差の変動が激しい
◆高プロラクチンの可能性あり
◆生活習慣・ストレス・検温時間が不定
などの理由で一定しないとも考えられる
一相性
◆高温期・低温期の差がない
◆無排卵の可能性あり
◆生理のような出血がある場合は
無排卵周期症が考えられる

★体のバランスが整ってくると、基礎体温表も整ってきます★
基礎体温表の読み方もお教えします。
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