周期法のご提案
中医学では、女性のからだのサイクルにあわせた周期法をご提案しています。
女性は一ヶ月の間、【生理期】【卵胞期(低温期~排卵期)】【黄体期(高温期)】と、大きく3つの期間によって、からだの状態が異なります。
この女性のからだのリズムを知り、リズムにあわせて漢方薬を飲み分けたり、養生したりする方法を周期法といいます。
女性のからだのリズムは基礎体温表で知ることが出来、西洋医学と併用して行えるものです。
基礎体温表のつけかた
5時間以上の睡眠の後、静止した状態で測定した体温を記録する。
生理の期間や痛み、おりものの状態、不正出血、風邪などの病気の記録、薬の服用(何を何時どのくらい飲んだか)、性交渉の有無、特記事項などもあわせて記録する。
2~3ヶ月以上のデータ(記録)がある事が望ましい。
左のアイコンをクリックすると
基礎体温表フォーマットが別窓で開きます。
印刷して是非ご利用ください。★PDFファイルをご覧になるためにはAdobe Readerが必要です。
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理想的な基礎体温表
◎ 生理期間は5~7日
◎ ほぼ2週間の低温相と
ほぼ2週間の高温相
◎ 高温相と低温相の
平均温度差は 0.3~0.5℃
◎ 低温相から高温相への
期間は3日ほどで
スムーズに上がる
それぞれの期間にあわせた養生法
【生理期】
からだを冷やさないことが原則です。冷たい飲食や生ものを避ける他、短いスカートやおなかや肩を出したファッションはNG!
気血を養う食べ物は黒米・黒豆・なつめ・ゆり根・黒きくらげ・くこの実・プルーン・くるみ、などです。
【卵胞期】
生理後の不足しがちな血を補い、質の良い卵子を育てる力をつける時期です。良い卵を育てる為にはストレスは大敵!
適度な運動で体を動かしたり、いつもよりリラックス&リフレッシュを心がけましょう。
また、卵胞が育つのは主に夜寝ている時。7時間以上は睡眠を取りましょう。この時期に積極的にとりたい食べ物は、玄米・雑穀・小松菜・にんじん・納豆・豆腐・卵・赤身肉・魚介類などです。
【黄体期】
受精卵を育てるふかふかのベッド(子宮内膜)を作り、受精卵が着床しやすくすると同時に着床した卵に十分な栄養を送る時期です。
激しい運動は避け、ストレッチなどの軽い運動で体を温めましょう。特に首・足もとを冷えから守りましょう。
体を温める食べ物は、かぼちゃ・鶏肉・にら・ニンニク・生姜・ごまなどです。
代表的な漢方薬とオリエンタルハーブティー
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、冠元顆粒(かんげんかりゅう)、参茸補血丸(さんじょうほけつがん)、田七人参茶(でんしちにんじんちゃ)
※漢方薬は医薬品です。服用の際は当店までご相談ください※