日本ではインフルエンザは大体12月~3月に流行しています。年によって多少違いますが、ピークは1月~2月あたりです。
乾燥して温度も低い冬場は、乾燥が大好きな空気中のウイルスが長生きできる環境である、という事と、秋冬は私たちの鼻やのどの粘膜が弱りやすいという事、 また、師走から年明けに向けて人々が行き交い、人を媒体にしてウイルスが全国的に広がりやすい、という事、これら複数の条件が整っている為とみられています。
今年は新型コロナウイルス感染症の関係もありますので、インフルエンザも風邪も、季節の変わり目である秋口から冬にかけて警戒する必要があると思います。
予防も対策も、当店にお気軽にご相談にいらしてください。
板藍根(ばんらんこん)のお話
板藍根(ばんらんこん)は、アブラナ科のホソバタイセイの根のことで、日本では菘藍(しょうらん)または大青(たいせい)と呼ばれ、藍色の染料として用いられてきた歴史があります。
藍染めは奈良時代、平安時代頃から始まり、江戸時代中期には紺屋の名称で藍染め屋が繁盛しておりました。
鮮やかな藍色・・・。
実は武士の鎧の下に着用する下着や、農民のもんぺなどにも藍染め技術が使われていたようです。おしゃれが必要ない?と思われるものに何故、染色を施したのでしょうか?
藍染めは「刀傷(切り傷)から身を守る」「虫に刺されにくい」「毒グモや毒蛇に襲われにくい」と考えられていたからでした。現代では、板藍根(ばんらんこん)の解毒作用・消炎作用が確認されています。昔の方は数多くの経験から知っていたのでしょう。上手に自然の効用を活かしていたというわけです。

板藍根(ばんらんこん)にまつわる中国の昔話をひとつご紹介いたします。
昔々、あるところに、下働きの男がおりまして、男は毎日山へ柴刈りに行く仕事をしていました。
その山には馬藍寺というお寺があり、板藍和尚という老住職がおりました。お昼時に男はいつも板藍和尚に白湯をふるまってもらっていて、そのお礼にお寺の水汲みを手伝っていました。
やがて、男は主人の娘と恋に落ちました。
娘には親の決めた婚約者がおり、さて、婚礼の日が近づいてまいります。
これを知った和尚は男に「死んでも生き返る薬」を渡しました。娘はこの「死んでも生き返る薬」を飲み、仮死状態になりました。娘の両親は彼女が死んだと思って、娘を埋葬しました。
男は夜中こっそり埋葬された土の中から棺を掘りかえし、娘を抱えて山寺に、しばらくすると、板藍和尚の言ったとおり娘は息を吹き返しました。
男は板藍和尚からもうひとつもらっていた「疫病に効く薬」を手に、娘を連れて逃げました。「疫病に効く薬」を売りながら、二人は幸せに暮らしました。
しばらく後、二人は再度、馬藍寺を訪れましたが、残念なことに板藍和尚は亡くなっておりました。
二人は板藍和尚からもらった「疫病に効く薬」に『板藍根』という名前をつけて、いつまでも幸せに暮らしたということです。
板藍根(ばんらんこん)の特徴
細菌感染や悪い菌の体内増殖を防ぐのに役立つ
ウイルス感染を防ぐのに役立つ
免疫力をつけて外邪から身を守る
熱をとり、炎症を鎮めるのに役立つ
板藍茶と板藍のど飴
こんな時におすすめです。
季節の変わり目
風邪をひきそうな時
ウイルスが流行している時
のどに違和感がある時
おなかを壊してしまった時
口内炎ができた時
にきびが化膿しそうな時
体を冷やしてしまった時

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