季節の変わり目にお肌がゆらぐ。
そんな声を耳にすることがあります。
中医学では肌は内臓の鏡と考えています。つまり、体の内側がしっかりと元気でいれば、自ずと肌や髪はつややかにしっとりと美しい状態でいられるという事です。
自然の流れによる老化は止められませんが、緩やかにすることは可能です。化粧品などで表面のケアをするだけでなく、漢方薬や食べ物などで体の内側を強化し、バランスを取り戻し、体の中からも美肌を作りましょう♪
肌年齢チェックリスト
いくつチェックがつきますか?
睡眠不足
風邪をひきやすい
めまい・立ちくらみがある
疲れやすい
イライラしやすい
食べ物の好き嫌いが激しい
冷え性である
顔色が黒っぽい
洗顔後、肌がつっぱる
シミが気になる
頚部にシワがある
毛穴が目立つ
目口周りに小皺がある
目の下に黒ずみがある
目の下にたるみがある
皮ふに艶がない
皮ふに弾力がない
髪の毛に艶がない
紫外線対策をしていない0~5チェック → 20代のお肌
6~10チェック → 30代のお肌
11~15チェック → 40代のお肌
16チェック以上 → 老化進行中
七情とくすみ・しわ・たるみ
七情(しちじょう)とは
喜ぶ・怒る・憂う・思う・悲しむ・恐怖・驚く
の七つの感情のことです。中医学では、人の精神活動は内臓と密接な関係があると考えます。
例えば、恐ろしいことや驚くことに度々出会うと、腎の機能が低下し、白髪や髪の毛が抜けるといったことになり、肌は黒ずんで、たるみが出ます。
考えこみ過ぎると、心や脾肺を損傷して、消化機能が低下し、血虚にもつながり、顔にシワが出て、お肌のツヤがなくなります。
悲しくなり過ぎると、肺を痛め、元気がなくなり、顔色が蒼白になり、お肌はカサカサになってしまい、怒ってばかりいると、肝の機能を損傷し、顔色は青黒くなり、お肌の弾力がなくなり、シワがでやすくなります。
このように、七情が不安定であると、内臓に影響を及ぼし、その結果はお肌にもあらわれるという事です。
七情のほかに、お肌にダメージを与える要因としては、過労・運動不足・睡眠不足・食生活の乱れ・乾燥・紫外線などがあります。(※ストレスは七情に含まれます)
例えば知人や友人の顔を見て「疲れてるなぁ」と思う時、明らかにその方のお肌がくすんでいる時ではないでしょうか。
くすみは中医学的には、気血不足・気滞・お血の状態によるもの、疲れのサインです。
黄耆・人参・甘草などを代表とする補気薬で気を補い、当帰・地黄などを代表とする養血薬で血を養い、 丹参・川キュウなどを代表する活血薬で血の巡りを良くし、香附子・陳皮・柴胡などを代表とする疏肝理気(そかんりき)薬で気の流れを良くして、くすみを解消していきます。
しわ・たるみは老化のサインです。
しわは、まず小じわからだんだんと深くなり、固定され、もとに戻らないしわとなっていきます。老化によるしわの現われる順番は、
額 → まぶた → 目じり → 耳 → 頬 → 頚部 → あご → 口の周り
です。
たるみはある意味「年を取るにつれて顔つきがやさしくなった」と言われるように、柔和な印象を与えるもので、眉毛・目尻などが下がってくる現象です。ある程度の改善は可能ですが、それほど悪いものでもありません。
しわやたるみの原因=老化(実年齢ではなく、肌年齢の老化)は腎機能の低下によるものと考えますので、補腎(ほじん)作用のある漢方薬や、 気血を補い養うための漢方薬を用います。
また、疲れやすく食欲があまりない、という方には、消化機能を高める漢方薬を用いることもあります。
美肌を作る食べもの
豚足・豚皮・羊肉・うなぎ・うに・えび・黒米・黒豆・黒ごま・緑豆・大根・しょうが・落花生・ゆり根・にんじん・芋類・冬瓜・苦瓜・きゅうり・きのこ類・きくらげ・豆腐・もやし・桃・サンザシ・さくらんぼ・クルミ・リンゴ・ざくろ・ライチ・沙棘(サージ)などなど・・・
沙棘(サージ)はちょっと手に入りにくい果物ですね。
実は嬉しいことに、沙棘(サージ)のサプリメントもあるので、お気軽に漢方の厚生堂へご来店ください。
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