健康相談難民について

2013年12月

平成25年も、早くも12月を迎えました。

一年の経つのは早い。
本当に早く経過します。

そこで日々の経過に合わせ、せかせか生活するのではなく、スローライフ、つまりゆっくりと一日一日を送るようにすることを提案したいと思います。

 

現代人は、好むと好まざるとに拘わらず、せかせかと生活することに慣らされている為、余計ゆっくり生活する必要があると思うのです。

医学的にいっても、ゆっくり過ごすということは、副交感神経が優位となり、自然治癒力そして免疫力が高まり、病気から遠のくことになります。

ですから、これからはゆっくりとゆとりをもって生活するクセ(習慣)をつけましょう。

と、いうことで、一年の締めくくりとして、今話題となっている健康相談難民について記していくことと致しましょう。

 

岡田厚生堂薬局  生活習慣病は「予防が大切」

東京都がまとめた意識調査では、生活習慣病は「予防が大切」と考えている方が9割強に上り、生活習慣病になってから対応すれば良いと考えている方は3.9%と少数派であることがわかりました。

更に、インターネットの都政モニターを対象にした調査では、健康状態が「よい」と答えた方は84%で、健康の為に心がけていることは「栄養バランスや食べる量など、食習慣に気をつけている」方が80.1%、「習慣的に運動をしている」方が71.7%でした。

この調査結果から、生活習慣病に対する意識が「生活習慣の改善で病気を防ぐ」ことが大切で、予防の重要性が浸透している実態が鮮明になったことがわかります。

 

また、ある飲料メーカーの調査によると、50代~70代のシニア層が最も健康意識が高く、3人に1人はほぼ毎日サプリメント・健康食品を摂取していると報告されています。(業界「健康ニュース」紙より)

 

この調査よりわかることは、今の日本では中高年の方達に、かなり病気に対し予防意識が芽生え、「自分の健康は医者まかせにせず自分で守る」セルフメディケーション思想が根付いてきた、ということです。

これは、中医学を普及してきた私たちにとっては歓迎すべきことで喜ばしいことだと思っています。

 

当店では「病気を防いで健康に長生き」をモットーに、「予防と養生」の重要性、更には中医学の中心思想である「未病先防(みびょうせんぼう)」「既病防変(きびょうぼうへん)」「抗老防衰(こうろうぼうすい)」などの重要性を訴えて参りました。

これからも更に強く訴えて参る所存ですが、皆様方へは予防の重要性を十分に認識され、健康で長生きされますよう祈念しております。

それでは今年もあと一ヶ月、お体に留意され、悔いのない一ヶ月を送られますよう、そして希望ある新年を迎えられますよう、心より祈念致し、今年最後の「よもやま話」を終わらせていただきます。

 

店主(北京中医薬大学日本校卒業)

 

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